導入企業Facilo

活用事例 | 株式会社仁リアルティ

企業名 株式会社仁リアルティ
主なエリア 東京都港区、渋谷区、新宿区など都心エリア中心

事例サマリー

港区の少数精鋭不動産エージェント。物件提案DXツール『Facilo』のフル活用により、対話型デジタル提案シートでお客様と物件情報をスマートに共有。資料作成時間を大幅に削減し、成約率の向上を実現しています。

企業概要

事業概要

東京都心の高級分譲マンション、タワーマンション、実需不動産および収益不動産の売買仲介に特化したブティック型の不動産会社です。

アセット規模・種類

少数精鋭のエージェント体制でありながら、高単価かつ優良な都心アセットを対象とした高い取引成約額を有しています。

経営課題とDX方針

経営・業務の課題

個人エージェントとしての少人数体制における顧客対応力の最大化と、魅力的な物件提案資料作成の効率化。

目指す目標

お客様へのスピーディーな物件紹介、およびYouTube等を含む自社デジタルメディアからの反響のシームレスな追客。

DX方針・取り組み

YouTube等の自社メディア発信と、不動産仲介DXプラットフォーム「Facilo」のフル活用による、一気通貫型のデジタル顧客コミュニケーション。

直近5年の財務情報

財務グラフ

非上場等のため、グラフ表示に必要な売上高推移データが公表されておりません。

ツールの導入と財務状況の関連

都心のマンション価格高騰に伴い、仲介1件あたりの取引額が上昇し、安定した財務状態を誇っています。2024年に仲介提案クラウド「Facilo」を導入。顧客専用のマイページを活用して、物件の比較検討や周辺の取引事例データを共有し、顧客が自発的に検討できるスマートな接客体制へ移行。これにより、エージェント1人が並行して対応できる高額取引顧客数を増やし、広告宣伝費や人件費を抑えたままで営業効率と成約率を最大化、高い自己資本利益率(ROE)を維持しています。

導入ツールと活用事例

Facilo

導入時期: 2024年頃
現場の定着しやすさ

一人社長の店舗であり、感覚的に使いやすいUIやレインズ拡張機能により、導入後4ヶ月で日常業務へスムーズに定着している。

コストパフォーマンス

顧客の返信離脱率が8割から4割へ半減し、情報作成工数が10分の1に激減したため、1名経営において投資額を遥かに上回る価値を発揮している。

業務効率化の幅

顧客管理の一元化、周辺マップの瞬時共有、購入から将来の売却までを同一マイページで一貫管理する仕組みにより、全般の業務効率化を実現した。

導入前の課題

Excelでの顧客管理や状況整理が苦手で、紙のバインダーノートや付箋で重要顧客の情報を管理していたため、最新ステータスが不透明でアプローチの優先度が判断できなかった。また、内見前後に周辺の生活環境やハザード情報、駅までのルート等をGoogleマップで調べ、手入力でテキスト化・印刷して共有していたため、一人経営における情報収集と資料作成の工数が大きな負担であった。さらに、LINEやメールでの追客において顧客の検討状況や熱量が掴めず、問い合わせがあった一度目の接点から約8割の顧客と返信が途絶えて離脱していた。

選定理由

顧客専用マイページ上で物件情報、周辺マップ、ハザードマップ、資金計画等の各種資料を一元管理してスマートに共有できる点。顧客のマイページ閲覧履歴をリアルタイムで検知できる顧客ログ機能、および営業優先度を可視化するAIスコアリングシステム。レインズとシームレスに連携し、帯替えやコメント登録、図面等の差し替えが一瞬で行える圧倒的な操作性。

実施内容・プロセス

問い合わせや紹介があった顧客を即時Faciloに登録し、システムが示すスコアや色分けを基準に「いま集中すべき顧客」を見極める運用へ移行。マイページ内の提案物件を「お気に入り物件」と、予算オーバーや好みが分かれたが将来候補になり得る「ネクスト候補物件」の2フォルダに極力シンプルに集約して提案する運用をとった。また、内見現場で顧客にFaciloの画面を見せながら案内し、顧客自身もマイページから周辺環境(学区・バス停等)を自発的に取得・比較できるよう促し、主体性を醸成した。さらに、物件購入引き渡し直後(または申込時)から、売却クラウドのマイページ(査定書、成約事例、謄本等を格納)を「不動産オーナー用資産価値管理ツール」として配布し、長期的な関係構築とフォローを開始した。

得られた効果

顧客管理・作業にかかる心理的な管理工数が10分の1に激減し、一人社長でもやるべき仕事が可視化され、安心して営業に集中できる余裕が生まれた。周辺環境情報の共有が「Googleマップで調べて手入力」から「マイページで一瞬で共有」に変わり、資料作成工数が丸ごと削減された。顧客ログ機能で顧客がマイページを見ている「今」のタイミングを狙ってタイムリーにLINE追客することで、返信率が向上し、離脱率が8割から4割へ劇的に半減した。顧客自身がマイページで主体的に情報収集・比較を行うことで、高額な買い物に対する納得感と「決断の覚悟」が早期に醸成され、紹介経由の成約が5割、リピート率2割を達成した。

当サイトの独自考察とまとめ (Facilo)

本事例は、リソースが限定される「一人社長」の不動産仲介会社において、Faciloが単なるツールを超えて「デジタル右腕」として機能した極めて示唆に富む導入事例です。仁リアルティ社は港区という高価格帯エリアで多様かつリテラシーの高い顧客層を相手にしており、詳細な周辺情報やハザードマップの提示が不可欠でしたが、その作成工数をFaciloがほぼゼロ化しました。

成功の鍵は、顧客マイページを「顧客自身が主体的に判断するための成長ツール」と位置づけた営業設計にあります。お客様自身で物件比較やハザード情報の確認を行わせることで決断の覚悟を醸成し、同時に「ネクスト候補」フォルダや購入後の売却クラウド活用により長期のLTV(生涯顧客価値)向上を図っています。

このような仕組みは、従業員数が少なく、1人あたりの生産性を最大化したい小規模仲介店舗や、高所得層の顧客に対してスピード感と情報の透明性を売りにしたいブティック型の仲介会社に最適なソリューションと言えます。