導入企業KANNA

活用事例 | 株式会社宇徳

企業名 株式会社宇徳
主なエリア 神奈川県(横浜港周辺)、東京都など港湾・都心部

事例サマリー

港湾運送・プラント輸送の大手。現場DXアプリ『KANNA』をプラント施工部門に導入し、施工写真や図面をクラウドで一元共有。日報作成や報告の移動時間を削減し、大幅な業務効率化を実現しました。

企業概要

事業概要

港湾運送、プラントエンジニアリング、システム物流事業を主軸とする、商船三井グループの総合物流企業。不動産部門では、所有不動産の賃貸管理や修繕を行っています。

アセット規模・種類

グループ売上高は年間500億〜600億円規模。所有する物流アセットや不動産アセットの高度な維持管理体制を誇ります。

経営課題とDX方針

経営・業務の課題

大量の港湾物流手続書類の処理や、プラント工事現場における報告・写真共有・工程管理などの属人化と手間の削減。

目指す目標

港湾物流手続きの完全電子化と、現場における情報共有・ペーパーレス化による業務負荷・残業時間の削減。

DX方針・取り組み

国交省の「サイバーポート」を活用した電子手続き化や、現場管理アプリ「KANNA」の導入による施工プロセスのペーパーレス化と残業削減を強力に推進。

直近5年の財務情報

財務グラフ

非上場等のため、グラフ表示に必要な売上高推移データが公表されておりません。

ツールの導入と財務状況の関連

非上場(商船三井完全子会社)のため詳細推移は非公開ですが、物流・インフラ関連の好調を背景に、不動産賃貸・管理も堅調なキャッシュフローに貢献しています。不動産やアセットの維持修繕・現状回復工事の管理において、2024年に「KANNA」を導入。写真整理や日報作成、社内連絡のデジタル化により、現場報告作業や事務所と現場の往復時間が大幅に削減。アセット管理部門の省人化を達成し、オペレーションコストの最適化に繋げています。

当サイト未掲載の他ツール導入情報

  • サイバーポート (物流プラットフォーム)

導入ツールと活用事例

KANNA

導入時期: 2024年頃
現場の定着しやすさ

協力会社に在籍する年配のベテラン職人の抵抗感が懸念されたが、従来の帳票Excelレイアウトを変えずにタブレット化する「KANNAレポート」の親しみやすさと、一部現場でのスモールスタートによって混乱なく浸透したため。

コストパフォーマンス

大規模インフラやプラント据付を手掛ける大手企業(宇徳は連結2,000人超)において、年間700時間の残業・作業工数を削減する見込みであり、人件費削減と労務改善の投資対効果が極めて高いため。

業務効率化の幅

帳票入力の手間削減にとどまらず、写真の自動日付フォルダ分け・リサイズ、最新図面のデジタル共有、ラミネート加工作業の廃止など、現場作業のプロセス全般の無駄を徹底的に排除したため。

導入前の課題

選定理由

実施内容・プロセス

得られた効果

当サイトの独自考察とまとめ (KANNA)

株式会社宇徳の事例は、プラント建設や重量物据付といったインフラ施工現場における、典型的な「現場終了後の残業問題」を解決した現場DXの好例である。

多くの施工管理ツール導入が失敗に終わる中、同社が成功を収めた理由は「KANNAレポート」の特長である「既存のExcelフォーマットを崩さずにデジタル化できる点」を活かし、現場の入力負荷を最低限に抑えたことにある。さらに、現場での写真整理やExcelへのトリミング・貼り付けといった極めてアナログで時間がかかっていた事務作業を、アプリによる自動仕分け・リサイズ機能で完全に自動化したことが大きい。

年間700時間の時間削減見込みという具体的な成果は、単なるツールの導入に留まらず、導入を機に日報の不要な項目を精査・刷新する「業務プロセスの断捨離」を並行して実行したことの賜物である。全国に分散するインフラ施工現場や改修工事現場を抱え、現場の直行直帰と残業削減を両立させたい設備管理・不動産開発企業において、極めて再現性の高いプロセス改革モデルと言える。