導入企業Musubell

活用事例 | ミサワホーム不動産株式会社

企業名 ミサワホーム不動産株式会社
主なエリア 全国主要都市

事例サマリー

ミサワホームグループのストック中核企業。契約書類作成支援『Musubell』の導入からわずか1.5ヶ月で、独自の複雑な特約ひな形のテンプレート化に成功。営業現場の書類作成時間を短縮し、審査部門のチェック負荷を軽減しました。

企業概要

事業概要

ミサワホームグループの不動産部門の中核。不動産の売買・賃貸仲介、賃貸管理(プロパティマネジメント・社宅代行)、資産活用提案などを手掛けています。

アセット規模・種類

グループの全国ネットワークと連携し、数万戸規模の賃貸・分譲不動産の管理や流通業務を行っています。

経営課題とDX方針

経営・業務の課題

法令改正に伴う契約特約・雛形の肥大化と、現場営業担当者のスキル差による契約・重説書類作成の品質ばらつき。

目指す目標

クラウドテンプレート化による書類の統一感と品質の均一化、および管理・審査部門のチェック確認工数の大幅削減。

DX方針・取り組み

親会社ミサワホームのSDGsおよびDX戦略のもと、ストック事業(賃貸管理・仲介)における電子契約・モバイル化を推進し、業務効率と生産性を向上させる。

直近5年の財務情報

財務グラフ

非上場等のため、グラフ表示に必要な売上高推移データが公表されておりません。

ツールの導入と財務状況の関連

親会社の再編等を経てストック事業(賃貸管理や仲介・リフォーム)の効率化に注力しています。2025年12月に重要事項説明・契約書類作成クラウド「Musubell」を導入。度重なる法令改正による特約の肥大化と現場の書類作成ばらつき、および確認審査部門のチェック負荷増大という課題に対し、クラウドテンプレート化と謄本読み取り機能を活用しました。わずか1.5ヶ月で営業現場・管理部門ともに大幅な工数削減を達成し、間接コストを抑えてストック事業の営業利益率を押し上げる要因となっています。

当サイト未掲載の他ツール導入情報

  • Google Workspace / LINE WORKS (社内外コミュニケーション)
  • ぷれなび (iPad営業提案アプリ)
  • Wrap (安全管理リモートアクセス)
  • スマートロック (賃貸管理物件のIoT化)

導入ツールと活用事例

Musubell

導入時期: 2025年12月
現場の定着しやすさ

独自のWord雛形や複数のツール(Excel、PDF等)を使い分ける従来のフローからクラウド一元管理へ移行するため、当初はベテラン社員等の慣れが必要だったが、店舗への訪問サポートや勉強会などの手厚い支援体制によって1.5ヶ月という短期間でスムーズに定着した。

コストパフォーマンス

ランニングコストが継続的に発生するものの、書類作成時間の劇的な短縮、ミスの削減によるやり直し手間の解消、および将来的な電子契約化に向けた基盤構築ができる点から、費用対効果は十分に見合っている。

業務効率化の幅

重説・売契の作成からテンプレート管理、謄本読み取り機能の活用、管理部門のダブルチェック、データ連携まで、仲介会社の根幹である契約周辺業務を一気通貫で効率化・標準化した。

導入前の課題

従来は加盟団体が推奨する書式のPDFやExcelを利用しつつ、自社の解説集をまとめた雛形集をWord形式で管理していたが、法令改正に伴う改定や事例の蓄積により雛形集が肥大化。現場の営業担当者が該当文言を検索・案件への適合検討を行う作業が大変になっていた。また、営業担当者の経験やリテラシーの違いにより重要事項説明書や売買契約書の作成品質(草案の完成度)にばらつきが生じていた。チェック工程では契約審査部門と営業が個別にやり取りしがちで(属人化)、問題意識の全社共有や後続社員へのノウハウ共有が進まないという課題もあった。

選定理由

Musubellにはすでに重要事項説明書や売買契約書の作成機能が標準で備わっているため、一からシステムを新規開発するのに比べて迅速に導入・社内推進ができる点。また、導入の検討段階からこちらの意見や要望を取り入れてくれ、開発・改修スピードが驚くほど早いデジタルガレージ社の開発パートナーシップ体制。将来的な電子契約(書面の電磁的交付等)への対応体制構築を見据え、今後のデジタル化・DX推進の方向性を相談しやすかった点が決め手となった。

実施内容・プロセス

重説・売契の作成業務をクラウド化し、システム上で一元管理する体制を構築した。自社でアップデートしてきた各種特約や定型文をテンプレートとしてMusubell内に登録・共有化し、物件特性に合わせて選択式で簡単に適用できる環境を整備。登記簿謄本から物件情報を読み取って自動入力する機能を現場で活用した。定着に向けては、WEB会議形式のサポートや店舗への直接訪問サポート、および新しい機能実装のタイミングに合わせた勉強会を開発元と共同で開催した。

得られた効果

導入からわずか1.5ヶ月で、現場の若手社員から「書類作成業務がとても楽になった」という高い評価を得た。登記簿謄本の読み取り機能や売主・買主の複数併記対応などの利便性により、書類作成時間を大幅に短縮。テンプレート化により担当者ごとの記述の癖が排除され、書類全体の統一感と品質の均一化が図られたことで、チェック側の管理部門の審査確認工数も大幅に削減された。ミスの削減・書類精度の向上に加え、蓄積されたデータのCSV出力による台帳管理連携など、次のDXへのアイデアも出始めている。

当サイトの独自考察とまとめ (Musubell)

本事例は、ミサワホームグループの不動産ストック事業を担うミサワホーム不動産が、Musubellを導入して仲介業務における最重要プロセスである重要事項説明書および契約書の作成業務を劇的に効率化し、スキルの平準化を達成した先進的なDX事例である。多くの不動産仲介会社では、度重なる法令改正や過去のトラブル事例を踏まえて独自の「特約・雛形」を肥大化させており、これが現場営業マンの検索負荷を高め、書類のばらつきと審査部門のチェック負荷増大を招く悪循環に陥っている。同社はMusubellを導入し、これらをクラウド上で整理・テンプレート化することで、誰でも高品質な書類を短時間で作成できる体制を整えた。

また、導入検討時から開発元のデジタルガレージ社と密に連携し、現場の使いやすさに合わせたアップデートを継続した点も成功のポイントである。

今後は契約データのCSV活用による基幹システムや台帳への自動連携も視野に入れており、単なるペーパーレス化に留まらず、業務フロー全体の自動化(エンドツーエンドのDX)を目指す仲介会社にとって格好の指針となる事例である。